NARUTO ナルト ネタバレ602話「生きてる」最新
オビトは全身包帯。
体の半分が何かと融合？して黒いホチキスの様なもので止めてある。
NARUTO―ナルト― 62 (ジャンプコミックス)
オビト「その眼・・・まさか・・じいちゃんも・・・うちはの？」
マダラ「どうだろうな・・・」
オビト「あの世との狭間って言ったよな・・・どこなんだここ？暗くてよく見えねーし・・・」
「それにじいちゃん・・・一体誰なんだ？」
「もしかして死神じゃねーよな？天国か地獄に連れてくって言うアノ・・・」
マダラが持っている大鎌が見えたオビト。
オビト「イヤー！まだ死にたくないよ～～～！！助けて～～！！」
「鎌とかチラって見えたし～～！ぜってー死神だよ～うちは専門の死神だよ～～！！」
「オレ困ってるお年寄りを助けるのをモットーに生きてきました。どーか地獄だけは！！」
ズキンと痛みを感じるオビト。
マダラ「痛みを感じるということは・・・まだ生きているということだ」
「助かったのは奇跡と言っていい よく岩に潰されなかったものだ」
「まるで岩をすり抜けたとしか思えんほどだ」
オビト「オレ・・・どこにいたんだ？」
マダラ「オレの作った地下通路に倒れていた・・崩れた岩の横にな」
「と言っても体の半分はほぼ潰れてしまっていた」
「一応手当はしておいてやったが・・・」
オビト「じいちゃんが助けてくれたのか・・・ありがとう」
マダラ「礼を言うのはまだ早い・・その分の恩はしっかり返してもらうつもりだ」
「年寄りを助けるのがお前のモットーなのだろう？」
オビト「じゃ何をすればいいんだ？」
「・・・・下の世話とか？」
「悪いけどずっとここには居られねーよ！生きてるって分かったんならオレは木の葉へ帰る！」
「今は戦争中だ 写輪眼もやっと開眼したしこれで今度はもっと仲間を守れる！」
マダラ「もっと仲間を守るか・・・」
「お前のその体・・もう忍としてはやっていけまい」
オビト「イヤイヤイヤ！やっと・・・やっとこの眼を手に入れたんだ！」
「今ならもっとコンビネーションもうまくいける自信があるし」
「今度こそ仲間を守れる忍にオレが・・・」
マダラ「現実を見ろ」
「この世は思い通りにいかぬことばかりだ
長く生きれば生きる程・・・現実は苦しみと痛みと空しさだけが漂っていることに気付く・・・」
「いいかこの世の全てにおいて光があたるところには必ず影がある」
「勝者と言う概念がある以上敗者は同じくして存在する」
「平和を保ちたいとする利己的な意志が戦争を起こし愛を守るために憎しみが生まれる」
「これらは因果関係にあり切り離すことができん 本来はな・・・」
オビト「スイッチ入っちゃってるよ・・・こうなるとじじいの話は長ーんだよな・・・」
「で・・・ここはどの辺なんだ？」
マダラ「お前が傷ついたからこそ代わりに助かったものがいる・・・違うか？」
オビト「さっきからるっせーよ！オレはこんなとこに長居はしたくねーんだ さっさと」
ズキンと痛みがオビトを襲う。
マダラ「出て行きたければ出て行くといい・・・動ければの話しだがな」
オビト「待てよ・・・これっておかしいだろ！？」
「何で写輪眼のじじいが一人でこんなとこにいんだ？」
「よく考えてみりゃ木の葉のジジババなら皆知ってるこのオレが一度も見た事もねーってことは・・・このじじい今は木の葉の忍じゃね・・・つまり・・」
「じじい・・てめえ・・・抜け忍だな 何者だ！？」
マダラは背中に3本の管が繋がっている。
切り株の椅子に座り一言。
マダラ「オレは・・・うちはの亡霊 うちはマダラだ」
オビト「マ・・マダラ！？」
「マダラって・・オレの御先祖のうちはマダラか！？」
「マダラならとっくに死んでなきゃおかしいだろ！！いつの時代の話だよ！？」
マダラ「お前にとってオレは死神の方がまだ信憑性があるか？」
「そうだなある意味死神かもな・・・」
「この現実こそ・・・地獄だ」
「確かに・・オレは後ろの魔像からチャクラを常に供給し続けなければ
あっという間に死んでしまう死にぞこないだがな・・・」
オビト「オレは帰る！！」
ベッドから落ちるオビト。
マダラ「やめておけ・・・ここに出口はない・・・なによりもお前もオレもここより出ることはできん この体ではな」
オビトがイモ虫の様に這いつくばっている。
マダラ「動くと折角くっつけた柱間の人造体がハガレる・・・死にたいのか？」
「お前には今後色々とやってもらいたいことがある・・・オレと一生な」
「折角助けたのだ・・死に急ぐな」
オビト「何が望みだ！？」
「アンタみたいなクソじじいがこんなガキ一人捕まえて何しよってんだ！？」
マダラ「この世の因果を断ち切る」
「勝者だけの世界 平和だけの世界 愛だけの世界 それらだけの世界を造る」
オビト「知るかよ・・・そんなの・・・！オレはただ・・皆の所へ・・帰りたいだけだ！」
マダラ「言ったハズだ思い通りにはいかぬのがここだ お前もいずれ気付くことになる」
「勝手に死ぬならそれでもいいが・・・代わりにその写輪眼はいただくぞ」
オビト「何で眼を欲しがる！？お前はもう写輪眼を持ってんだろ！！」
マダラ「イヤ・・オレ本来の眼は他の者に預けてあってな」
「この眼はその後移植した余りモノだ・・・もう少しストックがあってもいい」
「右眼がまだ入っていなくてな・・・写輪眼は左右揃って本来の力を発揮するものだ」
オビト「オレがカカシと揃えばより強くなれるってことじゃねーか！」
「リンを今度こそ2人でちゃんと守れるってことじゃねーか！」
「なおさらここにはいられね・・・待ってろよ・・・カカシ・・リン！」
「オレは生きてる！！」
オビトの消えぬ意志！！
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2012-09-22 16:55
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